社有林を訪ねて

A弘です。先週の土曜日に社員数名と共に、市内郊外にある社有林に行って来ました。国道49号線から少し離れた、とある小学校の近くにあるのですが、入山する前にその小学校に立ち寄った所、目にした看板にびっくり!

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マ、マムシですかぁ〜!
普段の生活は街中で過ごす事が多いだけに、マムシを見かけるのが日常茶飯事というそのギャップに正直驚きました。
おまけにワタクシ、この日の服装が上下白のジャージに黄色のTシャツ、そして白の帽子というスズメバチ対策の服装で来たものですから、一同大爆笑で、中には「ベストドレッサー賞ものだな(笑)」という意見まで出る始末。いや、山では何が起こるか分かりませんから、「備えよ常に」の心構えは大事だと思います。
それはさておき、いざ、入山!踏み固められていないけもの道を進んでいくと、やがて社有林が見えてきました。

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おお〜森の中でも陽射しが眩しいなあ。太陽の光が森全体に行き渡っています。いわゆる「生きた山」ですね。「生きた山」については以前の記事でも取り上げておりますので、詳細は割愛致しますが、明るい森を散策していると、身も心もリフレッシュしますね!
しかし、そんな中で現状における課題も浮き彫りになってきました。

(1)「林地残材」の有効活用について
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森を歩いていますと、写真の様な間伐時に消費地へ運ばれずにそのまま遺棄された丸太が沢山残されています。黙っていても朽ち果てていずれは土に還ってしまいますので、環境に負荷は掛からないのですが、ただ捨てておくのは非常に勿体無いなあと感じました。山を訪れてからは、こういった廃材を何かに生かす事は出来ないものかと、常に頭の片隅にこの問題が過っています。

(2)水源としての森林をどう守り、生かしていくか
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これまた以前の記事で取り上げておりますが、森林は水資源の源とされております。しかしながら、山林の評価が著しく低い事及び水源地の利権獲得目的を理由に、外資が触手を伸ばしてきています。もし一旦外資に所有されてしまうと、手放させるのが難しく、我々のライフラインが著しく脅かされる恐れがあります。それを何としてでも防ぐべく、私達は森林を守り、経済的に生かしていかなければなりません。

なお、今回ご紹介しました森は、平成20年に福島県森林環境基金森林整備事業 
の施工地に指定され、15年間皆伐が出来ない様、環境保護を受けております。ですので、次世代へこの美しい森を残せる様に会社としても目を配り、出来る限りのメンテナンスをしていく必要があると痛感致しました。

■A弘■