tlinks 「いわきダンススクールのフローリング」

滝口木材が取り扱う素材を実際に使って頂いているお客様や場所を紹介していくことで、「木のリンク」を広げていこうというこのコーナー「tlinks」。第1回の今日は、白いカバ桜のフローリングが美しくフロアに映える、いわきダンススクールをご紹介します。


tlinks 第1回 いわきダンススクールのフローリング


採用商品:中国黒龍江省産カバ桜フローリング / 施工:2008年4月 / 施工面積:約80坪


-ダンスフロアに無垢材を
県内でもトップクラスという80坪のダンスフロアが壮観ないわきダンススクールは、財団法人日本ボールルームダンス連盟(JBDF)福島県支局副支局長の蒲生勝則先生が代表を務める市内最大のダンス教室。下は小学生から、上は傘寿を迎えようという大ベテランまで、ダンスを愛する老若男女から幅広い支持を集めています。

競技としてのダンス以外にも、姿勢を美しく保ち、体の健康維持への効果もあることから、最近ではフィットネスとしても注目を浴びているダンス。この日行われたダンスパーティでも、たくさんの生徒さんが額に汗を浮かべながら、情感豊かに体を動かし、笑顔いっぱいに交流を楽しむ様子が見られました。

中でもひときわ目を引いていたのが、このダンススクールで講師も務めるプロダンサー、後藤洋平さんと蒲生智美さんのカップル。大学の競技ダンス時代からメキメキ頭角を現し、昨年行われたJBDF全東北ダンス大会のプロラテンアメリカン部門で見事優勝を飾るなど、全国でもトップクラスの実力を持つカップルとしても知られています。




-美しい花を咲かせる土
そんな「ダンスを愛する人たち」を支えているのが、中国最北端の黒龍江省で育ったカバ桜のフローリングです。優雅さや気品、情感や切なさまでをも表現するダンスは見た目以上に動作が激しく、フロアのわずかなゆがみや凹みが命とりになることもしばしば。耐久性があり、変化に強く、また見た目にも美しい堅い木、中でも、寒い場所で育ったサクラ・カバなどが適しているとされています。



また、膝や腰などの部位に負担がかからないよう、体になじむ適度な弾力性のある無垢の材が適しているとされています。ピカピカに塗装された床も美しいのかもしれませんが、ウレタン加工された合板や塗装済みのフロアだと、シューズの皮とフロアの表面がなじまず体に負担をかけてしまうといいます。その点、無垢材のフロアとワックスを組み合わて使うことで、「足になじむ床」を作りだすことができるのです。

“生きている” 無垢材ですから、特に湿気に気をつけながら、初年度には4〜5回程度、2年目以降は年に2回程度のワックスがけが必要だとされています。そうしていくと、シューズ裏の皮によって床が自然と磨かれ、5年から10年経過した後、しっとりとした表情を持つダンスフロアが生まれてくるのです。

ダンサーが、フロアに咲く一輪の花だとしたら、フロアは、その花を支える土。土には、たくさんの栄養と愛情が必要ですが、いわきダンススクールには、笑顔や声援や笑い声という養分がある。今日も、たくましく優しい土の上に、きらりと輝く美しい花が咲いていることでしょう。


いわきダンススクール
〒971-8172 /住所:福島県いわき市玉露2丁目11-9 /Tel:0246-88-7650



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※ダンスフロアのライティングやご覧頂いているPCのディスプレイなどによっても見える色が異なることがあることを、あらかじめご了承ください。