推薦図書!

K平です。


ゴールデンウィークといえば、「読書」と「子守り」!?
という事で、この連休中に読んで面白かった本を紹介します。


神去なあなあ日常

神去なあなあ日常


あの宮崎駿監督を
「面白い!映像化したい!」
と言わしめた程の作品です。


林業」がテーマと聞くとそれだけで
読むのをためらうかもしれませんが
かなり読みやすい一冊です!!


林業」というと、いまだに3K(危険・汚い・きつい)
のイメージが強いのですが、そんな泥臭い仕事が
なんとも清々しく、爽やかに描かれていて、完全に引き込まれました。


[:W350]



簡単なあらすじ。。。

高校卒業と同時に親と担任の先生の策略で(緑の雇用制度利用)、半ば強制的に「神去村」という山奥に送り込まれた主人公・勇気。そこは、携帯も通じない、何の娯楽も無いまさに陸の孤島・・・そこで彼を待ち構えていたのは過酷でハードな「林業」という仕事。慣れない環境での厳しい仕事に、最初は何度も村からの脱出を試みる勇気だったが、自然を相手に力強く生きる村の人たちとの生活を通じて次第に山に魅せられていく・・・



都会のどこにでもいる草食系!?男子が
厳しさの中にもやりがいや達成感を
見い出し、見違えるほどに成長していく
姿は何とも頼もしい!



「山は毎日違う顔を見せる。木は一瞬ごとに成長したり衰えたりする。
些細な変化かもしれないが、その些細な部分を見逃したら絶対にいい木は
育てられないし、山を万全の状態に保つことも出来ない〜本文から〜」


高卒1年目の若者が仕事を通じて
こうも考え方が変わるものかと
改めて木の偉大さ、奥深さを感じました。


[:W350]



普段はあまり脚光を浴びることがない「林業」という仕事。
たまに耳にするニュースも「山が荒れている」とか「林業の担い手がいない」
といったネガティブな話ばかりで・・・
しかし、そんな状況でも山を愛し、命を懸けて山を守ろうとしている人がいるという事。
それは私達にとって「誇り」であり「宝」です。
なぜなら以前も触れましたが、
山が潤えば私たちの生活は潤うから・・・



マジで「林業っておもしれ〜!」かも。。。


業界の人だけでなく、一般の方にも是非読んでいただきたい一冊です!!!

■K平■