アガチス通信vol.30〜製材編その2〜

引き続き、K平です。




前回の大割り(全自動送材車付帯鋸盤)で85mm〜230mm厚に挽きあげられた盤は、ローラーによって中割り(ポニー)へと流されます。


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中割り(ポニー=軽便自動送材車付き帯鋸盤)
ここでは、先程の85mm〜230mm厚の板を230mm幅、もしくはその他取り合わせアイテムのサイズに落とします。その際、木の素性や木肌、木目などを瞬時につかみ、どの幅で落としていくのかを、機械のオペレーターに指示を出します。


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小割り(テーブル=自動ローラー帯鋸盤)
ここでは、厚み85mm〜230mm×幅230mmに挽かれた盤(フリッチ盤)を一気に17mm厚に製材します!これで教材用の原板が完成します!


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この板を、1週間程度天然乾燥させ
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その後、トレーラーで人工乾燥釜へ搬入し、さらに1週間程度乾燥させます。



それから、加工工場へ搬入され最終仕上げにかかるわけです。。。







駆け足でお送りしてきました「アガチス製材編」ですが、なんとなく流れは掴めましたでしょうか?そして、私たち、滝口木材の「変化」を少しはご理解いただけたでしょうか?前回も申しましたが、私たちはリスクを冒してでも、アガチスの需要は守ります!お約束します!なぜなら、それが滝口木材の存在意義であり、プライドだからです。。。建材にはない木の温かさ、国産の杉やヒノキでは味わうことのできない木目や木味などなど、アガチスの魅力をこれからもどんどん発信していこうと思いますので、興味のある方は是非ご愛読あれ!



PS
教材に先立って進んでいたBOARD系の検品がいよいよ10日ごろからスタートします(今回は約200㎥程度の予定)。また、教材関係も同時並行して作業は進む予定ですので、情報や作業の様子などは改めてご紹介していこうと思います。K平もこの「変化の続き」を確認すべく16日からスラバヤ入りの予定です!次回は、現地からリアルタイムで更新予定ですので、どうぞお楽しみに!



下の写真は鋸(ノコ)の刃物をメンテナンスするスタッフ。
日本では「目立て屋」と呼ばれ、ノコ職人として認識されています。
裏方さんですが、製材には絶対に欠かせない存在なのです。
参考まで・・・




■K平■