インドネシア産ECOウッド

K平です。


遅くなりましたが・・・
皆様、あけましておめでとうございます!
今年も業界関係者の方々には有意義な情報
一般の方には「木材って面白れぇ〜」という感動を
どんどん提供できるように、日々精進して参ります。
お付き合いの程、どうぞ宜しくお願いいたします。




今年も滝口木材は「アガチス」を中心に事業展開していく事になるわけすが、ここ数年取り立たされているように、今年は今まで以上に材料の手当てに苦労する1年になることが予想されます。ですから、アガチスのマーケットを守るためにも、まずは安定供給を第一に考えて行動していきたいと思います。また中長期的な展望として、経済成長が著しく将来性が有望視されているインドネシアとの関係をより強固なものにするためにも、自ら積極的に足を運び、将来に生かすことが出来る基盤づくり・人脈づくりにも力を入れていきたいと考えています。




さて、昨年からの取り組み課題であったECOウッドに関しまして
今年からは少量ながらも取り扱っていく方向で動き始めました!
詳細は打ち合わせ中ですので、わかり次第ご報告いたしますが
取り急ぎサンプルをアップしますのでご覧ください!



ジャワチーク(KAYU JATI)・フローリング

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[:W500]
(UV塗装・無塗装フローリング15mm×90mm×1820㎜と中国向けのピッチ狭のフローリング)


チークはマホガニーウォールナットとともに世界3大銘木と称されるように高級材として広く知られています。中でもチークはビルマチークに代表される天然自然林産とジャワチークに代表される植林材の2つに大別されます。天然資源の減少が顕著になり、ビルマチークの生産が減り続ける中、逆にインドネシア産の植林チーク材が主流になりつつあります。インドネシアにおいては森林公社(プルフタニ)による厳正な管理の下で、年間約50万㎥の丸太が伐採され家具用材、フローリング材として世界中に輸出されています。植林材の成長スピードは、幹の太さで言うと1年に1cm程度で、通常60cm(60年生)が切り時と言われていますが、需要の急増で30cm(30年生)、場合によってはそれ以下の太さでも伐採されているようです。環境にも配慮した植林チークに対する注目度が高まる一方で、現地価格は2〜3ヶ月で数%づつ値上がりしているのが現状のようです。
*チークの森に関するレポートはこちらへ。チークの実例はこちらへ。



ソノクリン(SONOKELING)・フローリング

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(塗装・無塗装フローリング15mm×90mm×1820㎜)


ソノクリンはご覧の通り、紫色に近い独特の赤褐色が特徴で稀少材になってしまった紫檀やインドローズの代用材として認知されています。インド産のローズウッドの種をインドネシアで育てたのをきっかけとして、チーク同様にジャワ島中心に植林がなされています。重厚で耐久性・耐摩耗性に優れており、高級家具やフローリングを中心に、日本では仏壇や床柱など幅広い用途で使われています。



インドネシアにおいて植林がなされている樹種は他にも数種類あり
樹種によってはまだまだ日本では認知されていないものもあります。
樹種の洗い出し、年間の生産量、コストなど多角的に情報を集めて
現地での生産動向、世界での需要動向なども交えてリアルタイムで
情報発信していきたいと思います!



<現地情報>
(1)次回のアガチスは1月末に約2000㎥の丸太がスラバヤに入港予定です。ハルマヘラ島は今週に入り天候が回復しているようで、船積みに向けて急ピッチに作業が進められています!
(2)マレーシアは依然として天候が悪く、丸太の出材が非常に悪くなっています。2月は旧正月もあり、当面入荷は期待できません。しかし、TAWAU(タワウ)地区でのアガチス情報もありますので、具体的に話が進むようであれば改めてご報告いたします。


■K平■