アガチス通信 vol.5 「スラバヤ現地レポートその2」


アガチス通信 vol.5  Kのスラバヤ現地レポ・その2


スラバヤ出張中のKです。現地のホテルからお伝えしています。

12月6日(日)は午後からOffということで、昼食を兼ねて近くのマドゥラ島へ行ってきました。下の地図を見て頂けるとわかるのですが、マドゥラ島はジャワ島の眼と鼻の先のところある島です。で、このマドゥラ島、去年まではフェリーが唯一の渡航手段だったのですが、今年の6月にスラバヤとマドゥラを結ぶ「スラマド」という全長5kmの橋(写真・左下)が完成しまして、非常にアクセスが便利になったのです!! 週末になるとジャワ島からの観光客で活気づくとのこと。マドゥラ島も観光地として脚光を浴びそうですね。




マドゥラ島は、水牛レースと塩が名物の風光明媚な島。大きな産業もなく、あたり一面が田んぼと畑・・・(写真・右上)。ほとんどの住人が出稼ぎのためにジャワ島に行ってしまうという、言ってみれば田舎の島というわけです。

でもどうしてそんな島に私がやってきたかと言うと、ここにはうまいものがある!!



滝口木材の上司でありグルメ評論家を自称するM.K氏(写真左のどこかにいる!!)を唸らせた「ウダンバカール(えびのみそ焼き)」という料理があるのだそうです。私は生唾を押さえることができないままM.K氏に連れられ「OLE OLANG」(写真・右)という現地でも有名なマドゥラ料理専門店を訪れました。

腹ペコの私はイカンバカール(魚のみそ焼き)とナシプティ(白米)を手づかみで(現地スタイルのお店なので)胃の中に押し込み、期待に胸を膨らませながら、そのウダンバカールがやってくるのを待ちました。


そして待つこと10分・・・。



これがマドゥラ料理の中でも至極の一品といわれるウダンバカールだっ!!



店員さんがその皿をテーブルに置いた瞬間、なんともいえない味噌の香ばしい香りが広がり、私はその美しくプリプリのエビをほおばらずにはいられませんでした。そして、期待に胸を躍らせながら豪快にほおばると、まずはカリカリという軽妙な音が口の中に響き渡り、次々とエビのプリプリがはじけていくのです。口の中に味噌のコクとえび本来の甘みがジュワっと折り重なるようにして広がり、マドゥラの海のうまみが私の体を駆け巡りました。そして思わず・・・

enak sekali!!!インドネシア語の「まいう〜」)


そこに居合わせた全員が言葉を失い、ただひたすら黙々と串を運ぶだけ。あのうまさはいったいなんだったのでしょうか。今も、私の脳裏にはあのカリカリとプリプリ、そしてジュワ〜がこびりついています。そしてまた生唾が・・・(おっと失礼!!) さすが、「滝口木材の海原雄山といわれるM.K氏オススメだけありました。

マドゥラを訪れたら、ぜひぜひ味わって頂きたい一品です。私もこれから1ヶ月以上インドネシアに滞在するわけですから、日本では食べられないものをどんどん食べつくし、「滝口木材の山岡士郎と呼ばれるまでになりたいと思います。来週は日曜日も休みなしなのですが、しっかりと栄養も取ったし、また明日から頑張りたいと思います!! 


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マドゥラ島からの帰り、すさまじい大雨に見舞われました。例年、雨季になると南の方から雨が降り出すのですが、エルニーニョの影響か、最近では北から降り出しているようです。マレーシアでは連日の大雨で丸太の出材が遅れているという情報も入ってきました。スラバヤも間もなく雨季に入る予定です。製材・乾燥などに大きく関わってきますので、今後もこちらのブログでできるだけリアルタイムに現地の情報をお伝えしたいと思います。

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