アガチス羽目板講座 第1回


先日このブログでもA弘先輩がレポートしておりますが、
小川学童クラブで工事を進めていたアガチス羽目板の内装が完成しました。



こちらは2階の教室の写真です。
どうでしょう。かなり“いい感じ”に仕上がったと思うのですが・・・。
白い壁紙だけだった以前と比べ、暖かさ、落ち着き、空間の美しさなどが
格段に増しているように思います。


アガチスの、この独特の飴色。すばらしいものがあります。
この茶色のコントラストが、柔らかく差し込む光と重なり合い、
温もりが感じられる空間になっていますよね。




今回施工させて頂いたこの羽目板、高さは1メートルしかありませんので、
「腰板」というべき仕様になっていますが、
たった1メートルの高さに木材を入れるだけで、空間が見違えるようになります。
「腰板」ですと、もとからあった白い壁紙の清潔感も活かしますので、
広々とした印象を残しつつ、木材のいいところも「足す」ことができるんです。


また、アガチスの、「フシがない」という特徴も活きています。
下の写真は、最もよく普及しているレッドパイン材の羽目板のものです。
両方の写真ともに、部屋の中にふんだんにレッドパインを使っており、
かなり「木材度」の高い内装になっていますよね。
確かに、フシ有りの羽目板にも、木材らしい温もりがあります。




ただ、一方で、フシが前面に目立ってしまうがために、
見慣れてしまうと「飽き」が来てしまうという声があるのも事実です。
好き嫌いがあるのは当然ですが、フシがあまりに多いと、少しうるさく感じてしまうんです。


ところが、すでに述べたように、アガチスの羽目板にはフシがありません。
写真を見比べてもらえればわかると思いますが、
レッドパインの部屋と比べて、「木を使ってるな」という感覚が少ない、
つまり、目に自然に馴染む、というわけです。


長く使っても飽きが来ず、
部屋の雰囲気にしっとりと馴染むのがアガチスの羽目板の最大の特徴。
だからといって、部屋の雰囲気に「埋没」するわけではなく、
木を使っている温もりや暖かみも、しっかりと存在感を残しています。




特に洋室との相性がいいので、洋風の家具などを置く部屋にはもってこいです。
もちろん、壁一面に使っていただいてもいいのですが、
白色系の壁紙との相性が抜群にいいので、
今のお部屋をリフォームする「腰板」として使うのもおすすめします。


滝口木材としても、今期は、このアガチスの羽目板をプッシュしていきます。
これからどんどん物件の写真をアップしていきますので、
リフォームや家づくりの参考にして頂ければと思います。
材木店や問屋の皆さん、ご興味ありましたら、お気軽にご連絡ください!!


K松