アガチス現況報告

K平です。


アガチスの入荷が大変遅れております・・・木材から建材への切り替わりや同じ木材でも樹種変更などが急速に進む中で、アガチスの販売を任されている者としてこの状況に非常に強い危機感を感じている今日この頃です・・・年初来、国内外ともに「原材料の手当て難」を想定した動きをしてきましたが、天候問題や伐採現場の問題など「想定外」の事態の連続で、恥ずかしながら今日現在まだこの供給不安を払拭できるほどの状況には正直至っておりません。取引先関係者の皆様をはじめ、アガチスファンの皆様にはご迷惑とご心配をおかけいたしておりますが、「安定供給体制」を再度構築すべく全社を挙げてこの問題に取り組んでおります。どうか、今しばらくのご猶予を。。。



こういった中、水面下で話が進んでいたマレーシアサバ州・タワウ地区のアガチスにようやく動きがありました。伐採されて間もない、超フレッシュな約1000㎥の丸太が来週末(7月15日ごろ)には山土場に出揃う予定になっています。検品立会いの後、これらをバージ船によってシピタンという町まで運び製材以降の工程を進める計画です(ただし難航が予想される「値決め」をクリアーするという条件付きですが・・・)順調にいけば、8月初旬から製材を始め9月末ごろには300㎥前後の製材品が船積みできる見通しです。詳細はまた改めますが、このタワウアガチスが救世主になってくれることを願うばかりです。。。取り急ぎ、現地から届いた丸太のプロポーション写真をご覧ください!





(ご覧のとおり丸太は通直で素直な木が多い印象を受けます。平均径は70〜75㎝との事です)



尚、メインでありますインドネシア・ハルマヘラ産のアガチスですが、今週中にはハルマヘラ島を出港し7月15日ごろにはスラバヤへ入港する見込みです(今日現在で当初予定よりも3週間程度遅れていますが、これ以上遅れることがないようフォローしていきます)。参考までにですが今年のイスラム・レバラン(断食明けの大祭)は8月30〜31日の予定で9月1日から11日ごろまでは工場も休みになることが予想されますので、なおさら8月末までにある程度の材を輸出できるように計画をしなければなりません。私もしっかり現地で汗をかいてこようと思っております・・・


■K平■