新プロジェクト前途多難・・・

K平です。

弊社メインアイテムである天然アガチスの入荷が依然として低調な中で、我々としても次なるプロジェクトを確立させることを最重要テーマと位置付けて日々業務にあたっております。そんな中、目先の実現性という意味において「植林アガチス」のアイテム化を水面下で進めていましたが、ここにきていろいろな問題が表面化し頭を悩ませています・・・




*植林アガチスの立木(スラバヤから車で約3時間の場所にある植林アガチスの生産地。年間で約1万㎥の原木生産が可能)



問題点その1 長さの制限
伐採から搬出までの作業をすべて人力で行う関係上、原木の長さは最長でも2,2m程度という制約が付きます。元々が径級の細い木なので、平割を取るのは現実的に不可能ですが、長さの制約まで付いてしまうと狙えるアイテムはさらに制限されてしまいます。





問題点その2 植林アガチス特有の欠点

今回テスト挽きという事でダマールの丸太約5㎥を製材したのですが、現地からの報告によると芯側に節や葉節が散見され幅や長さにさらに制約が付きそうとの事でした。しかもほとんどが白太であるため、アガチス特有のシブ抜きをする必要があり、生産工場側が立て乾(板を1枚1枚立てて乾燥する)の手間をしっかり行ってくれるかも気になるところです。







いずれにしても、今回のテスト挽きから(1)大手張りと(2)側板SLBのサンプルを作る予定です。歩留まりやコストなどを鑑みて最終的に生産工場側からの答えが出ると思いますが、何とか実現させたいプロジェクトです!植林アガチスに限らず、「安定供給が可能な木材のアイテム化」も今年の大きな取組課題として取り組んでいきます!


■K平■