tlinks vol.6 「茨城県常陸太田市 田所邸のフローリング/羽目板」

協力:田所木工所・(株)TMK工房
皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞ変わらぬご愛顧を賜ります様
お願い申し上げます。
新年第1回目の記事は、滝口木材が取扱う素材を実際に使って頂いているお客様や商品を紹介していく事で、「Tree(木)のLink(リンク)」を広げていこうというこのコーナー「tlinks」。今回は、弊社の
取引先である田所木工所様のご協力により、茨城県常陸太田市の田所邸をご紹介します。


tlinks vol.6 カバザクラフローリング(ピンク)/
アガチス羽目板


東日本大震災によって田所邸も大きな被害を受け、今回建て替えを行う事となりました。
建て替えにあたっては、現在1人暮らしをされている3人のお嬢さん達がいつでも戻って来れる様に、
暖色系でコーディネートして欲しいとの意向がありました。
そこで田所社長が思い浮かべたのは、弊社事務所の内装に使用しているアガチス羽目板でした。
これを是非とも建て替えの内装に使いたいと田所社長から強い要望があり、
今回の採用に至りました。


1階/2階のほとんどにカバザクラフローリング(ピンク)とアガチス羽目板を使って頂きました。


階段材のタモ集成材とも色合いがぴったりマッチしています。


ダイニングルームももちろんカバザクラフローリング(ピンク)とアガチス羽目板のコンビ。
明るい基調の色彩は一家団欒の時間により一層の彩りを添える事になるでしょう。



(採用商品及び施工面積)
・カバザクラフローリング:152.334M2(46.5坪)
・アガチス羽目板:90.8M2(27.5坪)
・枠材:赤松フリー板/無垢材
・階段材:タモフリー板
笠木:アガチスフリー板(B-Grade)<施工:2012年12月>



・田所木工所
〒311-0509/住所:茨城県常陸太田市上深荻町902/TEL:0294-82-2751
(フラッシュドアの練り付け芯材製造では関東で最大手の規模を誇る会社です。
是非ご用命の程宜しくお願い申し上げます。)


・(株)TMK工房
〒310-0851/住所:茨城県水戸市千波町1656-25-202/TEL:029-243-5718
/FAX:029-291-4707


●A弘●

※なお、アガチス羽目板の実例につきましては、過去の記事 「アガチス羽目板講座 第1回」 

「アガチス羽目板講座 第2回」 「アガチス羽目板講座 第3回」
も是非併せてご参照下さい!

4年振りの成都出張!

A弘です。

長きに亘って更新をサボってしまい、大変申し訳ございません。実は12/5〜8迄約4年振りに中国・
四川省成都市へ出張して参りました。目的は、今回取り上げる「雲杉平割」の新規入荷材の確認の為です。雲杉に触れるのは久し振りになりますので、ここで簡単におさらいをしたいと思います。
HPでも記載の通り、原産地であるチベット自治区の天候や中国政府の林業施策の影響によって、
元来材料の入荷が非常に不安定でありました。事実昨シーズン(2011年度)につきましては、
満足な数量及び安定した品質の材料供給が出来ずに、お客様には多大なるご迷惑をお掛けしてしまいました。その為、このまま雲杉平割の取扱を継続して行っても良いのかという葛藤があり、自主的に掲載を控えておりました。ところが、ここに来て現地サイドの協力もあって、ようやく安定した入荷に一定の目途が付いた為に、久々に掲載に踏み切る事になりました。
工場に入荷した製材品です。昨シーズンに比べますと、品質は大分改善されていると思います。
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久し振りに少量ながらも安定しての入荷が見込めそうな状況にはなりましたが、
課題も残っています。1番の問題は出荷の際に
乱尺(2Mもの)を一定数取らなければいけない事です。
この理由としましては、雲杉は節やヤニつぼが多く、そうした欠点を長さカットしてリカバリーする
為です。現在の日本のマーケットでは定尺(4Mもの)をお求めになるお客様が圧倒的に多く、乱尺の販売には非常に苦慮を致しております。ここを上手く販売していかなければ、雲杉ビジネスはすぐに立ち行かなくなってしまいます。ですので、
乱尺(2Mもの)を積極的に使って頂ける
お客様、大・大・大募集中です!!!

※なお、入荷/在庫状況・価格等につきましては、大変お手数ですが弊社宛都度お問い合わせ
頂きます様お願い致します。

◇A弘◇

アガチス通信vol.60 〜オビ島産アガチス入荷!〜

K平です。
大変久しぶりの更新となってしまい申し訳ありません・・・
昨年来、思うようにアガチス丸太の手当てが出来ず、それ故まともな供給が全く叶いませんでした。アガチスファンの皆様、とりわけ弊社取引先関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしており、この場を借りて改めてお詫び申し上げます。さて、現地も完全に乾期入りした模様で、ここにきて原木出材の話があちこちから聞こえるようになってきました。昨年から「新規サプライヤーの開拓」を進め、「インドネシア中のアガチスを集める」べく動いてきた訳ですが、その努力がようやく実を結びはじめ、8月末から9月初旬にかけてオビ島産丸太1,600㎥、タラカン島産丸太1,100㎥の計2,700㎥の材料確保が出来ました!




*オビ島はハルマヘラ島のちょうど南側にある小さな島です。今、ハルマヘラ島はじめ、カリマンタン島、オビ島を中心として、石炭やニッケルなど鉱物資源の生産が推し進められており、その前段階として木材の伐採が必要不可欠な状況です。そういった背景もあり、乾期の天気のいい時期に鮮度の良い丸太が一気呵成に出てくる可能性も大いにあるわけです。



さて、オビ島のアガチスの特徴は何と言ってもその白さと柔らかさで、ハルマヘラ島の「King of アガチス」になぞらえて、「Queen of アガチス」とも言われています。さらに白太部分と赤味部分の色の差がほとんどなく、木材業界内では建具用材(アガチスの最上級グレード)がたくさん取れる産地として知られています。






  


9月3日からすでに製材が始まっており、予定では10月初旬から検品のため私もスラバヤ入りする予定です。順調にいけば11月初旬にはご案内させていただくことが出来そうです!良材アガチスの入荷をもう少々お待ちください・・・



例年11月末頃からは雨期入りのため、再び丸太が出にくくなることも予想されます。裏を返すと来年への展望を描くうえで、丸太の手当てはこの3か月が勝負です。今回の材料確保に浮かれることなく、引き続き鮮度の良いアガチス確保に最大限の努力をしていく事をお約束いたします!



■K平■

マイブームについて

   皆さんお久しぶりです!

   早いもので2012年も半分が過ぎましたが、皆さん年頭にかかげた目標は達成していますか?
 
   ところで私の今のマイブームは『お酢』です!
   随分前に『黒酢』を飲んでいたことがありましたが、買いに行くのが面倒になり飲まなくなりました・・・

    しかし、お中元で『ピュアのおいしい酢』を貰って以来、再びマイブームになりました。

               
   ☆『お酢』について調べていく中で、自分が凄いと思った部分を少し抜粋させていただきます。

    アミノ酸など60種類以上の有機酸が含まれていて、また酸に含まれる多くの有機酸がクエン酸回路に補給されると代
    謝が活発になり、疲労や体調不良を改善するそうです。

    酢はほかの食品の栄養素の破壊を防いだり、体内での消化吸収率をあげるなど働きもあります

    酢の成分である酸類は、不足がちな栄養素を摂取しやすくして、代謝に関与して体の働きをよくし、生活習慣病
    の予防に役立ちます

    生活習慣病の予防には、旬の食材でバランスのとれた食生活が大切で、それがあってはじめて酢の効果が最大
    限に発揮される
そうです!


    『酢は体にいいから!』という理由で、何の成分も効果も分からずに毎日飲んでいました。
  
    しかし、酢のことを知れば知るほど、『酢ってこんなにも凄い効果があるんだ!!』と改めて知ることが出来き、ますます
    好きになりました。

    
    前はトマトジュースに「おいしい酢」をまぜて飲んでいましたが、最近はこの会社で発売している「アセロラ酢」を、水や炭 
    酸水で割って飲んでいます。

    だからでしょうか。
    
    この一年、熱がでた風邪は1回だけです

    『ピュアのおいしい酢』は酢っかさがあまりなく凄く飲みやすいです!


    皆さんも健康のために『お酢』を飲んでみてはいかがですか? 

     T子                       
    
    

   
    

   

    


    

新プロジェクト前途多難・・・

K平です。

弊社メインアイテムである天然アガチスの入荷が依然として低調な中で、我々としても次なるプロジェクトを確立させることを最重要テーマと位置付けて日々業務にあたっております。そんな中、目先の実現性という意味において「植林アガチス」のアイテム化を水面下で進めていましたが、ここにきていろいろな問題が表面化し頭を悩ませています・・・




*植林アガチスの立木(スラバヤから車で約3時間の場所にある植林アガチスの生産地。年間で約1万㎥の原木生産が可能)



問題点その1 長さの制限
伐採から搬出までの作業をすべて人力で行う関係上、原木の長さは最長でも2,2m程度という制約が付きます。元々が径級の細い木なので、平割を取るのは現実的に不可能ですが、長さの制約まで付いてしまうと狙えるアイテムはさらに制限されてしまいます。





問題点その2 植林アガチス特有の欠点

今回テスト挽きという事でダマールの丸太約5㎥を製材したのですが、現地からの報告によると芯側に節や葉節が散見され幅や長さにさらに制約が付きそうとの事でした。しかもほとんどが白太であるため、アガチス特有のシブ抜きをする必要があり、生産工場側が立て乾(板を1枚1枚立てて乾燥する)の手間をしっかり行ってくれるかも気になるところです。







いずれにしても、今回のテスト挽きから(1)大手張りと(2)側板SLBのサンプルを作る予定です。歩留まりやコストなどを鑑みて最終的に生産工場側からの答えが出ると思いますが、何とか実現させたいプロジェクトです!植林アガチスに限らず、「安定供給が可能な木材のアイテム化」も今年の大きな取組課題として取り組んでいきます!


■K平■

ゴールデンウィークの想いで

A子です。

先週のゴールデンウィーク天栄村の羽鳥湖高原レジーナの森に行ってきました。
行く途中で雨が降ってきて心配しましたが、到着すると雨は上がっていて安心しました。


初めは、マウンテンバイクに乗りました。レジーナの森の敷地内外を走ることができるように
なっていて、時間が1時間か2時間で指定できるようになっています。私は、2時間を選びましたが
坂道多かったり敷地が非常に広く普段の運動不足のせいで1時間も走ると、疲れてしまいましたが
坂道を下るのが気持ちよかったです。


次にディスクゴルフをやりました。これは、フリスビーを投げて専用バスケットに入れていくもので
9ホールありました。なかなか自分が思ったほうにフリスビーが飛ばなくて苦労しましたが非常に楽しかったです。


最後にカナディアンカヌーに乗りました。ボートではなくカヌーだったので驚きましたが、初めてでも
簡単に乗れたのでよかったです。その頃には空も快晴になっていて非常に水の上が気持ちよかったです。


このほかにも、今回はやりませんでしたがフィッシングができたり、泊まれたり、お風呂にも入れたりします。
ワンちゃんと遊べる所や泊まれる所もあるので飼っている方にもよいところだと思います。


次の日は全身筋肉痛になってしまいましたが、楽しくリフレッシュできました。

Nyatoh(ニヤトー)平割のご案内

K平です。
弊社の取扱いメイン商品である「アガチス」の入荷が依然として低調に推移しています・・・が、ここにきてようやく動きが見え始め、カリマンタン島産の原木約1000㎥が明日スラバヤに入港(確定)、続いて月末にはハルマヘラ島産の原木約1000㎥(ほぼ確定)、さらに6月初めにカリマンタン島産の原木約1200㎥が入港(見込み)と3000㎥強の原木が入荷します!これから製材、乾燥、加工、検品等の作業があるので日本への入荷は7月中旬以降になる見込みですが、今までの遅れを取り戻すべく社員一丸となって業務にあたっていきたいと思います。アガチスファンの皆様、もう少々のご猶予を・・・


さて、現地も雨期明け間近とあって、少しずつではありますが材の動きが始まっている模様です。
そんな中で、今回ご紹介させていただくのは、アガチスではなく「ニヤトー(Nyatoh)」という樹種です。


アガチスとは違い広葉樹に属するニヤトーは、俗名で「南洋桜」とも呼べれ、やや赤みの強いのが特徴の木です。材質が日本の真樺や桜に似ていることから、その代用としての用途が多く、家具・建具・内装・建築・楽器など幅広く使用されています。インドネシアでは特にスラウェシ島からの出材が多く、このスラウェシ産のニヤトーはPencil系(ペンシル)と言われ、ピンク系の柔らかい木が多いのが特徴です。




アガチスの入荷が悪い中で、アガチス以外の樹種に関しましても取り扱いが可能な材についてはどんどん進めていきたいと思いますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせ下さい!


■K平■