アガチス通信vol.60 〜オビ島産アガチス入荷!〜

K平です。
大変久しぶりの更新となってしまい申し訳ありません・・・
昨年来、思うようにアガチス丸太の手当てが出来ず、それ故まともな供給が全く叶いませんでした。アガチスファンの皆様、とりわけ弊社取引先関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしており、この場を借りて改めてお詫び申し上げます。さて、現地も完全に乾期入りした模様で、ここにきて原木出材の話があちこちから聞こえるようになってきました。昨年から「新規サプライヤーの開拓」を進め、「インドネシア中のアガチスを集める」べく動いてきた訳ですが、その努力がようやく実を結びはじめ、8月末から9月初旬にかけてオビ島産丸太1,600㎥、タラカン島産丸太1,100㎥の計2,700㎥の材料確保が出来ました!




*オビ島はハルマヘラ島のちょうど南側にある小さな島です。今、ハルマヘラ島はじめ、カリマンタン島、オビ島を中心として、石炭やニッケルなど鉱物資源の生産が推し進められており、その前段階として木材の伐採が必要不可欠な状況です。そういった背景もあり、乾期の天気のいい時期に鮮度の良い丸太が一気呵成に出てくる可能性も大いにあるわけです。



さて、オビ島のアガチスの特徴は何と言ってもその白さと柔らかさで、ハルマヘラ島の「King of アガチス」になぞらえて、「Queen of アガチス」とも言われています。さらに白太部分と赤味部分の色の差がほとんどなく、木材業界内では建具用材(アガチスの最上級グレード)がたくさん取れる産地として知られています。






  


9月3日からすでに製材が始まっており、予定では10月初旬から検品のため私もスラバヤ入りする予定です。順調にいけば11月初旬にはご案内させていただくことが出来そうです!良材アガチスの入荷をもう少々お待ちください・・・



例年11月末頃からは雨期入りのため、再び丸太が出にくくなることも予想されます。裏を返すと来年への展望を描くうえで、丸太の手当てはこの3か月が勝負です。今回の材料確保に浮かれることなく、引き続き鮮度の良いアガチス確保に最大限の努力をしていく事をお約束いたします!



■K平■