雲杉・Season-2nd

A弘です。

どこかのTVドラマのタイトルにそっくりですが、残念ながら水谷豊さんも寺脇康文さんも登場することはありません。まして及川ミッチーさんや成宮寛貴くんは何をか言わんや、です。悪しからずご了解下さいませ(笑)
今回は7/5〜8迄弊社スタッフが「雲杉平割」の新規入荷材の確認の為に中国・四川省成都市に出張した際の状況をご報告させて頂きます。


工場に入荷した製材品です。今シーズンは原産地であるチベット自治区の天候が比較的良かった為、あらかじめチベットで自然乾燥を十分に行っており、従来よりも「赤シブ」が少なくなっております。また、製材品の品質も昨シーズンに比べ良好なものになっており、あくまでも建築グレードがメインではありますが、建具グレードのロットも従来より若干ながら増量されております。


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また、ここに来まして白色系統で造作(内装・インテリア)材の中心的な役割を担ってきたスプルスが、大幅な入荷減・価格高騰といった状況にさらされております。雲杉も為替の影響で価格は若干上昇傾向にありますが、現地提携先のサポートもあって、価格上昇は何とか緩やかに抑えることが出来ております。白色系統の製材品でスプルスをメインでお使いになられていたお客様、この機会に是非雲杉をご検討されてみてはいかがでしょうか?

※なお、入荷/在庫状況・価格等につきましては、大変お手数ですが弊社宛都度お問い合わせ
頂きます様お願い致します。


◇A弘◇

P.S.今後チベットから入荷が有る度Season-3rd、4thと続くことになると思いますが、皆さんを飽きさせない様雲杉以外の現地トピックスも併せてお伝えしていきたいと思います。乞うご期待!

新製品のご紹介・第三弾はマホガニー・フローリング!

A弘です。新製品のご紹介、第三弾は
マホガニー・フローリング」です。

今回はUV塗装品にて、UNIタイプ/FJLタイプ各30坪(60ケース)づつをご用意致しました!

(UNIタイプ)


(FJLタイプ)


<木味が持つピンク色がほっこりと暖かい、癒し系フローリング!>
マホガニーはセンダン科マホガニー属の木材です。マホガニー/オオバマホガニー/メキシコマホガニーの3種に大別され、ミャンマー及びインドネシア産のチークや北米産のウォールナットと共に世界三大銘木の一つとなっており、木材の中でもひときわ価値が認められている樹種です。マホガニーは需要増による原産地での乱伐による壊滅的な打撃を受けた影響で、現在は全ての種がワシントン条約によって取引を制限されております。しかし、弊社で取り扱っているマホガニーインドネシア原産の植林マホガニーで、輸出に関しましては政府公認のお墨付きを頂いております。ですので、合法性に関しましては何ら問題ありません。どうぞご安心の上、マホガニーをお選び下さい!また、インドネシアマホガニーの植林事業は、オランダによる統治時代にヨーロッパから苗木を持ち込んでスタートしました。今ではその森林面積も年々増加傾向にありますので、継続性に関しましても一切不安はございません。次に、材の特徴/用途を以下の通りご説明致します。


<特徴>
(1)材質は非常に滑らかできめ細かい肌合いを持っている。また、繊維自体に光沢感があり、年月を経る程美しく変化していく。

(2)木味は赤味がかった艶のある、非常に重厚感の高い仕上がりになる素材である。

(3)比重は比較的軽く加工が容易である。


<用途>
天然木同様フローリングや高級家具、ギターやバイオリンなどの楽器材、ドア材といったものがメインとなります。


木味は中国の西南桜にも似ており、当初は薄ピンクですが、時間が経過しますと濃いピンク色/赤色へと変化し、非常に暖かみのある色彩を持ちあわせています。どうぞ上品な経年変化をご堪能下さい!!また、現在流通している西南桜のほとんどは、顔料に薄いピンク色を調色した着色のフローリングですが、本製品は着色なしのクリア塗装ですので、マホガニーが持つ自然の風合いをそのまま生かしております。床はピンク系のものにしたいけど、着色仕上げはちょっと…とお考えの方は、是非マホガニー・フローリングをご検討されてみてはいかがでしょうか?


なお、本製品の詳細につきましては弊社ホームページをご参照下さい。


◆A弘◆

P.S.ほっこりって言うと私の中ではこんな感じなんです(笑)イメージが季節はずれでピンときませんが…

新製品のご紹介・第二弾はアカシア・フローリング!

A弘です。新製品のご紹介、昨日のクメアに続き第二弾は
「アカシア・フローリング」です。

今回は、UV塗装品にて、UNIタイプ30坪(60ケース)FJLタイプ29.5坪(59ケース)をご用意致しました!

 
右の写真の様に、直径2〜3cm程度の生き節が点在します。


※なお、本製品はアクセントとして表面に「名栗加工」を施しております。下の写真の丸囲み部分をご覧下さい。



<リゾートテイスト満載!異国情緒溢れるフローリング!>
アカシアはマメ科アカシア属の常緑樹の総称で、アフリカ、東南アジア、アメリカと、南北両半球をまたぐ熱帯〜温帯地域に広く分布し、世界中で約600〜1,300種あるとされています。同じアカシア属でも種類や生育地域により材質、木味は異なります。本製品は、成長が早いというアカシアの特徴を活かし、インドネシア産の植林アカシア(Acasia mangium)を使用しております。次に、材の特徴/用途を以下の通りご説明致します。


<特徴>
(1)材質は硬く粘りがあり、衝撃・曲げに対しても強い。

(2)心材は濃い茶色で、辺材は白色と色差がはっきりしている。また木目は基本的に通直だが、時として絡み合うことがあり、それがアクセントとなって材としての魅力をより一層高めている。木肌も緻密になっており、表面の仕上げがきれいになりやすい。

(3)寸法安定性に優れており、狂いが少ない。

(4)耐久性に優れ、シロアリに対する抵抗力を備えており、腐りにくい。

通常植林アカシアはパルプ用としての用途が多いことから、10年程度で伐採しておりますが、フローリングとしての原料に使用する丸太は20〜30年生のものを厳選するため、パルプ用のものと比べ格段に良質なものとなっており、材自体の性能も大幅に向上し様々なメリットがあります。


<用途>
家具、フローリング等。


どことなくエキゾティックな雰囲気満載のアカシア・フローリング。この製品を使用して、毎日の暮らしにちょっと贅沢な味わいを加えてみませんか?住宅以外の用途、例えば店舗などでご使用頂きましても、店内の雰囲気はよりシックでおしゃれなものになることでしょう。少し違った木味のフローリングを使ってみたいとお考えの方にはぴったりの商品だと思います。


なお、本製品の詳細につきましては弊社ホームページをご参照下さい。


◆A弘◆

新製品入荷続々と…第一弾はクメア(アイリスローズ)・フローリング!

A弘です。7月に入りましたが、梅雨の時期にも関わらず、例年になく降水量が少なく農作物の生育に影響が出ている一方で、一旦雨となると1時間に数十ミリ、下手をすると百ミリの猛烈な豪雨になったりと、何だか熱帯地域に住んでいるのかと勘違いしてしまう様な気候ですね。その熱帯地域においてもインドネシアでは例年この時期ですと既に乾季真っ只中なのですが、未だに雨が降り続いている様で、全世界的に異常気象が続いているのを実感しております。
前置きが長くなりましたが、そろそろ本題に入りたいと思います。新製品のご紹介、第一弾は
「クメア(アイリスローズ)・フローリング」です。



<無塗装品>

今回は、OIL塗装150坪(300ケース)無塗装品210坪(420ケース)をご用意致しました!


<重硬で丈夫・コストパフォーマンスも高い優等生フローリング!>
クメア(アイリスローズ)はアカテツ科マニルカラ属の熱帯広葉樹です。マニルカラ属は、東南アジア・太平洋諸島を中心に世界中の熱帯雨林地域に広く分布しており、70種以上有ると言われています。なお、本製品につきましてはインドネシアイリアンジャヤより原板を入荷しております。次に、材の特徴/用途を以下の通りご説明致します。


<特徴>
(1)比重が900kg/M3〜1,150kg/M3と非常に重硬。

(2)木目はほぼ直通、またきめ細かい木肌を持ち合わせており、肌触り感が非常に良好。

(3)乾燥後は寸法が安定し、曲がり、ねじれ等も少ない。

(4)時間の経過とともに、色合いが統一されてくる。

(5)材自体に樹脂を含んでおり、シロアリや害虫に強く雨水や熱射においても高い耐久性・耐候性を示している。
なお、下の写真の通り、材自体に樹脂を含んでいる影響で黒っぽいシミが表面に出て来ることがありますので、ご留意下さいます様お願い致します。


<用途>
家具、パネル、スポーツ用具、楽器等幅広いですが、屋外での使用にも適していることから、近年フローリングと外部用デッキ材として広く使用されています。


最近では世界的な需要増により、イぺ・ウリン・セランガンバツー等のデッキ材にも使用されている硬質なフローリングが品薄・価格高騰といった状況になっています。本製品はそれらの樹種に比べて比較的お手頃な価格でご提供しております。また、原板は柾目主体で製材しており、きめ細かい木肌と相まってすっきりとした印象となる上に、寸法安定性にも優れており、文句の付け様がない製品となっております。店舗・事務所用の土足OKのフローリングをお考えの方は、是非この機会にクメア(アイリスローズ)をご検討されてみてはいかがでしょうか?


なお、本製品の詳細につきましては弊社ホームページをご参照下さい。


◆A弘◆

EXOTIC COLLECTION FLOORING SERIES No,1

今回、私K平は、インドネシアのフローリング工場で「EXOTIC COLLECTION(エキゾチック コレクション)」というネーミングで生産されているフローリングをご紹介させていただきます。ネーミングの通り、基材にはインドネシア国内で伐採されたトロピカルウッドを採用。デザインや意匠性に工夫を加え、エキゾチックな雰囲気に仕上げた、今までの商品にはない非常にユニークなフローリングです。「既存の商品に飽きてしまった」、また「他とは差別化を図りたい」「オシャレな空間に仕上げたい」といったご要望にお答えします。是非ご検討下さい!


Astral Black


黄金色に輝く高級チーク材の中に散りばめられたアースカラーアストラルが上質なアジアンリゾート空間を演出。「アジアの広大な自然」を連想させる絶妙なカラーバランスがGood!



Astral White


重厚感のあるダークカラー(ローズウッド/ソノクリン)の中に散りばめられたホワイトアストラルがエキゾチックでトロピカルな空間を演出。「夜空に輝く満点の星屑」を連想させる洗練されたデザインがGood!



サイズはT15mm×W185mm×L1,800/2,200mmとなります。尚、現状は在庫取扱い商品ではありませんので、物件等でご検討の際は納期等を十分に確保していただいた上でご相談ください。



■K平■

5月のお買い得商品のご案内

A弘です。GW真っ只中、皆様いかがお過ごしでしょうか?私はカレンダー通りこの3日間仕事です。
10連休の方もいらっしゃるかと思いますが、正直とっても羨ましいです。4連休まであと数時間、
もう一頑張りですね!さて、今回は5月のお買い得商品をご案内させて頂きます。

今回ご案内致しますのは、
「チークFJLフローリング(4P)」です。
主なスペックを下記にてご紹介致します。

サイズ:(厚み)15mm x (幅)150mm x (長さ)1,820mm
[※37.5mm幅の板を幅方向に4枚接着して150mm幅に仕上げたものです。]
塗装:UV塗装
ケース毎の入数:6枚(1.638M2)


ご覧の通り、各ピース毎の色合わせも概ね統一されており、通常のUNI(縦接ぎタイプ)と見間違えてしまうかの様な仕上がり具合です。


今回、価格につきましては特別価格

¥4,200/M2・¥6,888/ケース(※送料は別途お見積りさせて頂きます。)

と、ご奉仕価格にて提供致します。
なお、在庫につきましては一定量ご用意しておりますが、売り切れの際は何卒ご容赦下さいませ。
さあ、あなたもこの機会に是非、木材の王様「チーク」のフローリングをお手頃価格で利用してみませんか??
皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。
なお、チークフローリングの実例並びに詳細につきましては、弊社ホームページ及び過去の記事【tlinks vol.4 「いわき市泉町 Y様邸のフローリング」】 も併せてご参照下さい。

★A弘★

新商品、WPCエコデッキ材「Heveatech」のご案内

K平です。

久しぶりの登場になってしまいましたが、今回、私K平はアガチスに並ぶ弊社の1押しアイテムをご紹介させていただきます!その名も

「Heveatech」!!!

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(へヴアテック)


Heveaは英語で「ゴム」、TechはTechnologyの略語で「科学技術」。つまり、基材であるゴム材に最新の科学技術を応用させることによって生み出された、いわばハイブリッド商品。それがこの「Heveatech」です。最近巷では「WPC(Wood Plastic Combination)」や「人口木材」と呼ばれる新素材が注目を集めていますが、「Heveatech」もその1種で、まさに木材とプラスティックを複合させた新素材なのです。


ゴム材はタイヤなどの原料であるラテックスを採取した後のいわば廃木ですが、この廃木の再利用は長らく木材業界の課題でした。また、今でこそフリーボードとしてある程度流通に出回っているゴム材ですが、植栽面積世界一のインドネシアにおいて、25年で伐期を迎えるこのゴム材の更なる利用促進は、昨今の「環境問題」や「エコ」の流れから宿命とも言えるものでした。しかし素材としてのゴム材には、耐久・耐水性に乏しく、反りや狂いが生じやすいという欠点があり、そのまま素材として用いるのはそう簡単な事ではありません。この欠点の多い材をいかに製品化につなげていくか、インドネシアの生産工場において苦労に苦労を重ねて研究開発されたのが、このゴム材の細胞内に、水に強く固い「フェノール樹脂(プラスティックの原料)」を含浸するという技術。この技術を応用することで、本来のゴム材には備わっていない防虫・防腐・防蟻・防水・寸法安定といった機能を人工的に付加することに成功、ここに「Heveatech」が誕生したのです。


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Heveatechの生産方法は
(1)ゴムの木をロータリーレーサーという機械を使って単板に剥く
(2)剥いた単板に低分子フェノール樹脂を加圧釜を使って含浸させ細胞壁に充填する
(3)ホットプレスで熱圧し材内の低分子フェノール樹脂を硬化させる
(4)低分子フェノール樹脂が含浸凝固している単板を積層し*LVB状に仕上げる

という非常に高度なものです。


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(厚み20mm、幅90mmのカットサンプル。塗装を加えることで無垢材に見間違えるほどの仕上がりに)


*LVBとは、いわゆるLVL(平行合板)の上下数層目(Heveatechの場合は3層目)にクロスバンド(直交層)を設けた構造で、反りや狂いが原因で起こるカッピングや経年劣化による干割れなどがより起きにくい構造になっています。また、単板積層構造だからこそ可能なサイズフリー(最大厚み90mm、幅590mm、長さ5,000mm)というのもHeveatechの魅力の1つです。


ただ、敢えてHeveatechの不安材料を挙げるとするならば、「剥離」ではないかと思います。接着剤を使って仕上げた製品を外構材という過酷な環境で使うわけですので、それなりの裏付けが必要になってくるわけですが、Heveatechは当然その点もクリアー。JAS基準の浸漬剥離試験において構造用合板特類と同基準の試験に100%パスしています(定義としては常時湿潤状態における接着耐久性確保)。まだ日本での販売実績はありませんが、すでにヨーロッパ各国、オーストラリアやシンガポール等では5年以上の実績があり、その間剥離等の問題は皆無です。



(オーストラリアでの施工現場。プールサイドなどの水回り使用でも剥離の報告は1度も無し!)


天然林が減少し、原材料価格が高騰している中、ウリンやバンキライなどの代表的外構材も今後ますます供給面・価格面ともに厳しくなることが予想されます。このような中、Heveatech生産工場の「限りある木材資源価値の更なる追求」、「持続可能な植林資源の活用を次世代まで」という姿勢と、「環境配慮型エコ製品」というコンセプトに賛同する弊社としましては、是非Heveatech製品を日本マーケーットに広めていく事で少しでも環境問題に貢献していきたいと考えております。すでに外構材をお取り扱いの業者様、これからデッキ材等をお考えのお施主様、これを機にぜひハイブリッドエコ商品のHeveatechをご検討下さい!

*6月初旬にHeveatech、1コンテナ入荷予定です!



■K平■